船木、全日本プロレスと1年契約「どっぷり漬かりたい」
小島の三冠挑戦が決定 王者・高山を「器の小さい男」
全日本プロレスの武藤敬司デビュー25周年記念興行「プロレスLOVE in 両国 Vol.8」(東京・両国国技館)から一夜明けた31日、都内・事務所で会見が開かれ、メーンイベントで約20年ぶりにプロレス復帰を果たした船木誠勝が同団体と1年契約を結んだことが発表された。会見には前夜にタッグを結成した武藤と船木が出席し、今後のスケジュールなどを語った。
復帰から一夜、船木の下した決断は“プロレス漬け”だった。両国大会では、およそ20年ぶりとは思えない軽快な動きを披露し、武藤の勝利をアシスト。鈴木みのるとの因縁対決でも一歩も引くことなく、互角に渡り合ってみせた。
内田雅之取締役によると、船木が総合格闘技の舞台で契約しているFEGの谷川貞治氏と話し合いを持ち、「プロレスというジャンルにおいては全日本プロレスと1年間の契約」を結ぶことになったという。総合格闘技との関わりについては「一緒にはできない。心にしまっておく」と船木自身が口にしたとおり、当面の間はプロレス1本で突き進むことを明言。これにより9月13日の後楽園ホールで開幕する次期シリーズから全戦参戦となり、最終戦の9.26横浜文化体育館大会ではみのるとのシングルマッチが早くも決定した。
■船木「鈴木の顔は躊躇(ちゅうちょ)なく叩ける」
引き締まった表情で会見場に姿を見せた船木は、「復帰にあたり全日本の道場で練習から始め、そのうち『1回だけだともったいない、終わらせたくない』と思うようになった」と復帰戦の前からプロレス続行を考えていたことを告白。また、前日の試合終盤にはトペ・スイシーダの際に足をロープに引っかけて失敗してしまったが、「マットが(自分をプロレスの世界から)離してくれなかったのかな」と技を正確に決められなかった悔しさも、今一度プロレス界に戻る一因になったと口にした。
こうして注目を浴びている一方、まだまだ自身が未熟であることは十分に理解している船木。「(前夜の試合では)自分だけ浮いている感覚があった。武藤選手が(パートナーとして)近くにいたが、一番遠くに感じました。巡業に参加して、これを埋めていきたい」と徐々に感覚を取り戻し、かつ地方を連戦で回るプロレス特有の巡業を通じて技術を研ぎ澄ませていきたいと燃えている。武藤も「昨日はフナちゃんの姿に酔ってたよ。お客さんを惹きつけるたたずまいとかね。地方のファンにも見せてあげたい」と新戦力にしてオーラを十分にまとっている船木を歓迎した。
最終戦で待ち受けるみのるについては「昨日から始まっている。いつでも大丈夫」と心の準備も整っている様子。そして「今はプロレスラーとしては向こうが上。いつの間にか先を越されていた」とみのるの実力を認めつつも、「そう言えば向こうも喜ぶでしょ」とニヤリ。今度は口でも負けないとばかりに挑発してみせた。さらには「鈴木の顔は躊躇(ちゅうちょ)なく叩ける。『また出会ってしまったな』という感じ」と紆余曲折を経て、再び始まった闘争に喜びすら感じているコメントを残した。
「どっぷりとプロレスに漬かって、もう一度トップに這い上がりたい」(船木)
新日本プロレス、UWF、藤原組、パンクラス、DREAM……そしてたどり着いた新天地・全日本プロレス。“プロレスラー”船木の第2章が幕を開ける。
■小島「小橋さんは尊敬に値するが、高山選手は…」
また、9.26横浜文化体育館大会で王者・高山善廣vs.挑戦者・小島聡の三冠ヘビー級選手権が行われることが併せて発表された。会見には小島が出席し、王者の高山を「器の小さい男」と酷評するなど辛らつな言葉を投げかけ、ベルト奪取を誓った。
前夜、諏訪魔を破り防衛に成功した高山に対し、小島が挑戦を表明。これを受け正式に三冠戦が決定となったが、小島は「1年半ぶりの挑戦。明るく楽しく激しい試合をして、4年ぶりに三冠のベルトを手元に収めたい」と早くも気合いを入れている。プロレスリング・ノアの小橋建太との初対決も大いに刺激になったようで、「濃密な素晴らしい時間でした。小橋さんは“伝説の鉄人”と呼ばれていますが、それを体感できた」と振り返り、三冠戦に向けても大きな活力になったと語った。
しかし、高山に話が及ぶと、途端に顔を曇らせる。「挑戦をアピールしたときの人をさげすむ対応……がっかりさせられました。器の小さい男だな」とリング上やバックステージで小バカにしたコメントを残した王者を批判。さらに「小橋さんは尊敬に値する。でも高山選手は傍若無人な態度を含め、王者にふさわしくないと強く思っています」と紳士たるべきチャンピオンとしての品格に欠けると指摘した。
ただ、これらの発言は自身を追い込む意味も込めているようで、「2006年にベルトを落としてから、3度目の挑戦になる。再び返り咲く上であとがない」と背水の陣を敷く。高山を相手に大健闘した諏訪魔など下の世代の台頭も著しい中、この三冠戦を通して「自分の存在価値を確かめたい」と至宝奪還を託されたエースとして、高山撃退を約束した。(2009.8.31 スポーツナビより)
凄い展開になってきましたね。どうせならフリーとして新日本やノアの選手との試合も見てみたいけど、1年後のお楽しみかな?
ちなつ(11/ 20)
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